【お子さんをハッピーにしてあげてください】
先日、保育所関連の書類をもらいに、自転車で市役所に行きました。
駅近くということもあり、市役所の駐輪場は違法駐輪がないように、係の方がいます。
チケットをもらい、保育課へ。
どんぐりと優しさと
少し残念なお知らせを聞いて、娘と二人とぼとぼ歩いていると、駐輪場の係のおじさまが、
はい、おかあさん、これ!
お子さんをハッピーにしてあげてください。
とポケットから何かを取り出し、私の手に乗せました。
それは、2粒のドングリでした。
よく観ると、マジックでにこちゃんマークが書いてありました。
思わず笑顔になり、
すぐに娘に渡すと、娘は大喜び!
小さい手でずっと大事に持っていました。
このおじさま、時間を見つけて、ドングリを拾ってひとつひとつ手書きで書いているかと思うと、とても素敵な気分になれました。
私の住んでる神奈川県藤沢市は待機児童が多く、問題視されています。
市役所に来る子供連れは保育課に行くのが当たり前のようになり、保育園に入りたくても入れない厳しい現実に肩を落として帰る方が多いと思います。
そんなおかあさんを元気付けたいと思って自分に、何ができるか考えたのかもしれません。
このおじさまのように、自分の仕事の域を超えた優しさを分け与える人に、私はなりたいです。
おじさん、ドングリと優しさをありがとう。
娘の最近のお気に入りの本です。