食を見直してみると母から伝えられた食の大切さにようやく気付いた
以前勤めていた会社
いっしょに働くアルバイトの子達は
地元の国立大学に通う女子大生ばかり
一回りくらい離れる大学生
みんながみんな
親元を離れ
一人暮らしをしていた
私はそんな彼女達をいつも心配していた。
ある時、ひとりの子がこう言った。
彼女はアレルギー持ち
全く食事は作らない。
全食【コンビニ食】
「料理する意味ってあります?
コンビニでひとり分の食事たくさんあるし、
いつも新しいものでるし、
調味料とか鍋とか揃える必要ないし、
野菜とかいろんな栄養とれるし、
料理する必要って全くないと思います」
まあ、その通り
かもしれない。
彼女のように思っている現代の子は
山ほどいると思う。
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私の親は違った。
「コンビニは毒
カップラーメンは猛毒
絶対買わない」
味噌や梅干し
調味料まで手作りする母の姿を未だに覚えています
私の両親は自営業でふたりとも夜遅く帰ってきた
時間がある時は決まって私を台所に呼んで料理を教えてくれた
コンビニ食に逃げる事はたった一度も無かった
「砂糖は茶色。白いのはダメ」
毎日夜遅く帰る母に代わり
畑で育てる野菜を取ってきて
近所のスーパーに買い物に行き料理を作った
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今更ながら私の母の教えは間違っていないと思っています。
アルバイトの女子大生の言葉は私の胸を強く打ち
以来「食」の大切さを日々語ってきた。
おせっかいおばさんに感じたかもしれない。
けれど、彼女の将来が心配だ。
朝は食べない、昼は菓子パン。
夜はコンビニ食の女の子が
果たして妊娠して丈夫な子を産めるだろうか??
他の大学生にも聞いたが
毎日自炊する子は皆無。
「お母さんの味とか作って欲しい食べ物ないの?」と聞くと
いつもいなかったから、いつもコンビニのごはん食べてたと答える女子大生達
彼女達に「母の味」は存在しないのだ。
世の中のお母さん、
子供に英語教育や
シュタイナー教育とかいう前に
毎日出汁から取った味噌汁をたべさせてあげてください。
キャラクターもののお菓子買い与える前に
手で握ったおむすびを食べさせてあげてください。
どんなに才女に育ったとしても
「人」
として未完成
今からでも遅くない。
出来ることからでいいから、
やれることからやってみませんか?
今さらながら私は母に感謝の気持ちしかありません
正しい道に育ててくれてありがとう